アリス・マーガトロイド=巫女説

幻覚度 8

あくまで推測に過ぎないが、智霊奇伝には妙に蓬莱人形に準えたような部分が見受けられる。

初版蓬莱人形の犯人として良く名が上がるアリスであるが、それらを踏まえて智霊奇伝を読むと、序盤で倒れてから(見逃してなければ)一切姿を現していないという奇妙な事になっている。

智霊奇伝は博麗の巫女にフィーチャーした作品であるのが見て取れる。

じゃあそこにアリスが深く関わってくるのかと言えば、現状見る限りではかなり厳しいものがある。

ただ、十分疑える部分はあり、蓬莱人形を意識してそうな異変の流れ、という部分に着目すると、アリスにも注目する余地は眠っていそうだと思っている。

 

一つ気になったものとして、神主は昔「金髪の巫女」を描いていたことがある。紅魔郷の幻の3人目の主人公の姿では、という噂もあったが結局謎である。

冴月凛が金髪の巫女かというのも不明である。

 

また自分は、アリスが持つ「人形」にも注目した。

人形について調べると、人形は巫女の呪法として使われてる大事な道具らしいことがわかった。

その人形を入れる箱を「外法箱」と呼び、誰にも見せずに使われるのである。

誰にも見ることができないため正体はわからないままだが、藁人形だとかカカシだとかと、色んな噂が飛び交っていたらしい。

また、少しメタい話であるが、神主が読んだであろう柳田國男の著書にも同様の事が書かれている。

因みに「外法」とは「魔法」としても訳される。

魔法使い、主に「魔女」として見れば、西洋では魔女狩り、不吉を齎す存在とされ、明治期に呪術の類を禁止されて以降零落し、山姥等と忌み嫌われたりした「歩き巫女」には、日本と西洋という枠を越えた不思議な親和性がある。

 

 

これらを組み合わせることによって、アリスは巫女である、という考えも導き出す事はできる。

 

 

余談

“生まれ変わった僕””リーインカーネイション””サンサーラ”は、偶然の一致なのか。

 

参考

日本巫女史/第三篇/第二章/第一節
日本巫女史/第一篇/第七章/第六節
日本巫女史/第三篇
『柳田國男全集11』柳田 國男|筑摩書房
筑摩書房『柳田國男全集11』の書誌情報

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