小野塚小町は本当に船頭職なのか

幻覚度 8

小野塚小町は幾つかある死神の業務の内、船頭を務めている死神でサボり魔……というのは皆さんご存知だろう。しかし、彼女を単なる船頭死神と言うには些か違和感があるのだ。

それはなにか。

1つ目が『東方茨歌仙』の後日談のである。茨歌仙にて博麗霊夢は無間地獄にて茨木童子と闘いを繰り広げた。その様子を小町は「閻魔(=四季映姫)に報告した。」と茨木華扇に話している。ただの一船頭が閻魔に報告する必要があるのか?閻魔の上司だからか?実はこの時、小町は意味深なことを喋っていた。

「仕事のできるあたいは、すぐに無間地獄で起こった出来事を上司に報告した。」

……と。

しかも、「仕事のできる」に丁寧にルビまで振られている。

……なにかおかしい。何故なら小町は『サボり魔』だからだ。上司である映姫も「最初に会ったときはもっと真面目な奴だと思ってた」と苦言を呈しているし、八雲紫ら他の人妖にも小町は『サボりがち』だと思われている。しかし「仕事のできる」とは何のことだ?実は小町自身が自分をサボり魔だとは思っていない……というのは作中にてそういう描写がないので無しとする。なら、「仕事のできる」はハッタリや自認なのか?いいや、それは違うと言いたい。彼女は仕事ができる。しかし、『船頭』としてではない。小町の『本来の職務』として、だ。『博麗の巫女が死ぬかもしれない(茨木童子との)戦闘をしていることを閻魔に直接報告する』ことを任されている/している以上、死神界または是非曲直庁内でも結構重要な立ち位置にいるのではないのだろうか。

2つ目は上司の存在だ。現在小町以外の死神がネームドで出てきていないが、たかが船頭職の上司が閻魔というのがこういうのもあれだが釣り合わないと感じるのだ。死神の上司はどの職でも閻魔が担当する……と、考えたとしても小町は映姫に近すぎる。

この2つを考えた時に、『東方求聞史紀』p103の「死神〜地獄の観光案内人〜」に気になる表記があったのでここに記していく。それは『裁判の初期』の存在だ。「閻魔様の裁判に同席し、内容を記録する仕事。」とのことだが「死神の中で最もエリートが従事する仕事」であるそうだ。もしかして本来の小町の仕事はこちらなのでは?と考える。

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