饕餮尤魔 動物霊じゃない説

幻覚度5

私は以前から饕餮尤魔が動物霊では無いと考えているのですが、私の他にこの説を唱えている人が皆無で、みんな尤魔のことを動物霊だと思っていると思います。
そこで、私が饕餮尤魔が動物霊では無いと考える根拠を述べていきます。

動物霊だと明言されていない

まず、大前提として饕餮尤魔が動物霊だと名言されている場面がありません。

omakeテキストでも子羊の姿の神獣としか書かれておらず、作中でも妖怪羊、怪物、貪欲の塊そのもの等としか称されていません。

他の畜生の組長である吉弔八千慧と驪駒早鬼はしっかりと動物霊である事が明言されています。

吉弔八千慧

「私を含めてほぼ全ての霊が」(鬼形獣 八千慧)

「我々、動物霊達は」(鬼形獣 八千慧)

「我々畜生界の霊達の弱点は、言わずもがな肉体を持っていない事。」(獣王園 八千慧)

驪駒早鬼

「この先、最強の動物霊が占拠しています。」(鬼形獣 久侘歌)

「地上を支配するのに霊体だけでは何かと不便でな。」(獣王園 早鬼)

この様に八千慧と早鬼は動物霊である事が名言されていて、特に獣王園では肉体のある味方を手に入れたことに2人とも喜んでいました。

ですが尤魔は肉体のある味方、ちやりを引き入れたことに対し喜んでいる描写が特にありません。

「生きる者」発言

東方剛欲異聞 依神女苑&紫苑ストーリーにて尤魔はこのような発言をしています。

「私のように欲を喰らって生きる者じゃない限り扱えん。」

この発言こそ、私が尤魔を動物霊ではないと考えた発端です。この発言だけでも尤魔が生きていると言う根拠になるのではないか?と思いますが、まだ根拠はあります。

尤魔はまず死なない

饕餮尤魔は作中描写を見る限り死ぬことがないと考察できます。

東方剛欲異聞 フランドール 強敵ルートストーリーにてスカーレットニヒリティを尤魔の無限の胃袋にぶち当て完全に尤魔を破壊しましたが、尤魔は再び地上に現れました。

それは、饕餮尤魔が貪欲の塊であり欲を吸収することで生まれ変わり復活できるのです。

つまり、饕餮尤魔は1度死んだのですが、そのまま動物霊になるらずに再び生を得たのです。

この事象について作中でも生まれ変わりと称されており、

東方剛欲異聞 饕餮尤魔ストーリー 第六話 生まれ変わる前の紅い記憶 と言うタイトルから分かります。

生まれ変わりとは、死後、ほかのものになって再び生まれてくることを指す単語で、霊が再び霊体として復活する際に使用するには少々不適切な単語だと思います。尤魔が生きているからこそ使用された単語なのだと思います。

「最強の動物霊」発言

驪駒早鬼は鬼形獣にて庭渡久侘歌にこう称されています

最強の動物霊

尤魔が動物霊だとしたらこの発言はおかしいのです。

もちろん「尤魔が早鬼よりも強いとは限らないだろ!」と言う意見はあると思いますが、私は早鬼よりも尤魔の方が格上だと考えています。

それが東方獣王園での扱いです。獣王園では、八千慧、早鬼よりも尤魔の方が格上だと細々と描写されています。

まず2つ名です。

八千慧 破竹の鬼傑組組長

早鬼 進撃の勁牙組組長

尤魔 本命の剛欲同盟長

八千慧と早鬼は似たような単語を付けられているのに対し饕餮は本命と少し扱いが違います。

そしてストーリー紹介文も

八千慧

機は熟した。
地上の味方も手に入り、地上を手に入れる準備が整った。

さあ、直接対決だ!

戦争は畜生にとって、無上の喜びだった。

早鬼

ライバルは動き始めている。
だが、焦ることは無い。
最終的には強くて乱暴な奴が勝つんだ。

さあ、直接対決だ!

戦争は畜生にとって、無上の喜びだった。

尤魔

ライバル達は仲間を見つけている。
かくいう自分も仲間を見つけていた。
ガラでも無い……。

もうこうなったら直接対決しかないじゃないか。

戦争は畜生にとって、無上の喜びだった。
裏に何か無ければの話だが。

と尤魔だけ雰囲気が違います。

マミゾウのストーリーでも、マミゾウは尤魔を特に警戒されていて「一番の要注意人物」と称しています。

直接の強さで測れてはいませんが、尤魔が動物霊だとしたら早鬼が「最強の動物霊」だとは断言はできないと思います。

 動物霊では無いことで生じる矛盾の解消

饕餮尤魔が動物霊であることが明言されていないにも関わらず、みんなが自然と饕餮尤魔が動物霊だと思っている理由は2つでしょう。

1.埴安神袿姫を倒さなかったから

2.畜生界は死後の世界だから

2に関しては、藍の存在もあるので「畜生界は生きた動物達も住んでいる」と言う結論でいいでしょう(流石に藍は動物霊ではないと思う)

では1について考えて行きましょう。

鬼形獣にて動物霊達は肉も霊も欲も持たない偶像達に手も足も出ませんでした。このままでは畜生界は偶像に支配されてしまいます。

ですが、尤魔が目をつけていたのは旧血の池地獄でした。尤魔はこの動物霊のドタバタ騒ぎの隙をつき石油を掘っていたのです。

つまり、尤魔にとって袿姫の襲来は好都合だったのです。

ですが剛欲異聞で尤魔は霊夢に対してこう言っています。

埴安神袿姫をやっつけてくれてありがとうな。
お陰で畜生界は元の弱肉強食の世界に元通りだ。

このセリフを見ると尤魔は埴輪に手も足も出ずに敗走したと思うかもしれません。

ですが、倒してほしい気持ちと倒せないことは=になりません。

尤魔は、埴輪騒ぎを利用して石油を掘りたい気持ちも、畜生界が弱肉強食の世界に戻ってほしい気持ちもどっちもあったのでしょう。

だから尤魔は、袿姫討伐を部下に任せ自分は旧血の池地獄で力を溜めていたのでしょう。

自由に動く尤魔ですが、部下達には旧血の池地獄に行くことを話していたと鬼形獣オオワシ妖夢のEX会話で分かります。

早鬼「しかし、オオワシ霊よ お前に関して判らない事が一つある何故、剛欲同盟が吉弔に協力して 袿姫討伐作戦に乗ったんだ?」

オオワシ霊「…… そんなこと、お前に言う必要は無い」

早鬼「当ててやろうか 影の薄い剛欲同盟が鬼傑組と結びついて 勁牙組を凌駕しようとした、とか」

オオワシ霊「違うな、我らが主の饕餮様は 鬼傑組も勁牙組も興味無い」

早鬼「と言うことは…… 霊長園の独占か それとも存在不確定の闇組織、か どちらにしても無謀な強欲、だな」

オオワシ霊「想像にお任せするよ」

このオオワシ霊の言葉は、尤魔の動向を知っていないと出ない言葉ですよね。

つまり、尤魔は袿姫討伐を部下や吉弔に任せた。

それは尤魔が埴輪を倒せないからではなく、他組織の隙をつき旧血の池地獄で力を溜める為にやったこと。

すなわち、尤魔が動物霊でなくても矛盾しないのです。

これが饕餮尤魔を動物霊ではないと思う根拠です。

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