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2024年2月19日 10:41 PM
#713
toe42
参加者
6年8月号について確認しました。「ジャンジャン火」は現在の奈良県天理市における怪火であり、天理市観光協会のサイト(https://kanko-tenri.jp/old-story/01-janjanbi/ )やWikipediaなどにも記載がありますが、「旅と伝説」に記載された内容はこれらとは異なります。まず、当地にある龍王山には城があり、「トウヂ・トウタロ」(十市遠忠?)が城主でしたが、攻められ籠城の末落城となりました。「ジャンジャン火」の正体はこのトウタロの妻とされています。彼女は落城とともに自害しましたが、彼女の子どもは城の外(現在の天理市東井戸堂町の八軒屋)で生き延びており、この子を気にかけて夜な夜な人魂として城と八軒屋を行き来しているとされています。また、ジャンジャン火の中には女性の顔が見えるとされ、火を「ホイホイ」と呼ぶと火はジャンジャンという音とともに来て呼んだ人の体の周囲を回り、その人は死ぬ(熱病により?)と伝えられています。一方で、自ら呼んだのでなければ目撃したとしても問題はないようです。テンカジンと比べると正体がかつての支配者側とされており、落城とともに亡くなったことや、人を襲うとされていることが共通していると思われます。