返信先: 東方錦上京(体験版)ボスの元ネタについて

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#8942
takenoko
参加者

 塵塚怪王、絵に描かれている冠もほぼそのまんまですね……! この妖怪は『百鬼夜行絵巻』に描かれた唐櫃をこじ開ける赤鬼や、『徒然草』の「多くて見苦しからぬは、文庫の文。塵塚の塵」という一文から着想を得て石燕が創作した妖怪とされているようです(村上健司『日本妖怪大事典』より)。「山姥とうの長なるべしと、夢のうちにおもひぬ」とあるので、塵の積もって生まれた妖怪がなぜ山姥の長なのかは創作者である鳥山石燕にしかわからない思考の飛躍かもしれません。

 封獣チミがなぜ封獣なのか……。逆に「ぬえがなぜ封獣なのか」と考えると、ぬえの正体が元々魑魅のような精霊的存在だったのではないか……とも思えてきますが、幻覚度高めです。

 馴子は「地底の祭壇に置かれたまま忘れられた」とあるように、本体は成美のような地蔵か何かと想像できます。スフィンクスの知識を持って憧れてもいたようなので、あの格好は趣味というかコスプレに近いものではないでしょうか? 日本の道祖神なのにエジプトっぽい格好をしているというネタではないかと思います(ファラオみたいな見た目なのに服装は探検する側っぽいのも面白いです。早鬼もそんな感じでしたね)。