始めに
陰陽五行とは、万物は火水木金土のそれぞれの属性から成るという思想である。
ポ○モンでいう、モンスターをタイプに当てはめるみたいな考え方である。
この五行思想は、錦上京の全てに関わる重要な要素ではないかと見ている。
五行思想は天体から着想を得た思想であり、そうなるとかなりスケールの大きいストーリーになってきそうだなと思ってしまう。
五行思想に当てはめながらこれから先のキャラクターについても予想する。
1〜3ボスと陰陽五行
錦上京では1面に塵塚ウバメ、2面に封獣チミ、3面に道神馴子がボスをつとめている。
この三者は、容姿からして陰陽五行に当てはめられているのではと自分は見ている。
塵塚ウバメ…塵塚という名前、スペカから「土」を当てはめる事ができる。
封獣チミ…服装から、「火」「水」「木」の要素が伺える。
道神馴子…装飾から「金」が当てはめられる。
属性の特徴がわかりやすい見た目になっているのは、この五行思想がこれから先にも深く関わってくるから覚えておいてね!という神主の計らい??
ピラミッドと異変石と陰陽五行
今作の重要そうなピラミッドと異変石。3面の馴子が見守るピラミッドには、4角のうち携えた異変石と同じ属性の扉が開かれるという特徴があるらしい。
馴子の台詞、異変石の特徴、ピラミッドの”東西南北”を示す4角は、まさに陰陽五行に関するものである。
陰陽五行は属性をベースにして色、季節、方角の特徴も表しているという。
色…赤、青(緑)、白、黒、黄
季節…春、夏、秋、冬、土用(季節の境目)
方角…東、西、南、北、中央
因みに青春、朱夏、白秋、玄冬という言葉があり、色と季節を組み合わせたものである。
馴子は4角と異変石の特徴をそれらに当てはめて言及している。
※青はかつて緑を指していた。玄は黒。
※方角の西を示す異変石だけ何故かピラミッドが歓迎していた。
4面以降のボスについて
陰陽五行に当てはめるなら、ピラミッドのそれぞれの先にいるボスも予想がつく。
青龍、白虎、朱雀、玄武。即ち「四神」である。
四神は陰陽五行に因み、色、季節、方角らを司る存在である。
wikiより
ピラミッドの4角には、それぞれの方角を司る四神モチーフのキャラクターが4面ボス、もしくは4〜5ボスなど何らかのポジションで登場するのではないかと予測する。
肝心のラスボスはどうなのか?
今までの陰陽五行から四神の予想が出来たが、四神が守護するものにはもっと重要なものがある。
それが「天皇」である。
天皇のルーツには、日本神話の神々が在るのは言うまでもない。
更に、陰陽五行とも繋がりが見出せる。
五行に「日」「月」をプラスした「七曜」の思想である。
日(太陽)と月はそれぞれ、アマテラス、ツクヨミという神々が司る。
アマテラスは天皇の祖であり、ツクヨミはアマテラスと同じ三貴神である。
ただ、作品内で度々言及されるアマテラス、ツクヨミについて見るに、個人的には三貴神がそのままキャラクターとしては登場しない可能性も考えられる。
そこで別の可能性として考えられるのが、綿月姉妹である。
特に依姫は、儚月抄にて神降ろしとしてアマテラスの力を借りた描写があり、他の力を借りて戦うという特徴が、今作の異変石システムのコンセプトとも合致する。
綿月姉妹は三貴神とも天皇とも繋がりが見出せるので、三貴神の重要性を示しつつ代わりに登場するのに都合が良い。
ただ、整数作品で既存キャラを出すよりも、三貴神の代わりの別の新キャラが登場するという方が今までのコンセプト的に自然か。
その他
四神、四角らの話で触れていないもの。
四神のトップとされ、土属性、黄色、土用、中央を司る存在の「麒麟」もしくは「黄龍」である。
先程土属性に当てはめたウバメだが、怪王の「王」というイメージの他に、この四神のトップというイメージも連想できるようになっている。


コメント
赤青緑の各色と山河森等の自然の対応があるとしたら、青異変石の「自然」はそのままとして赤異変石の「暴力」、緑異変石の「神仏」という性質もそれぞれ自然と関わっていたりするのかが気になりますね……!
三者の共通項……生命が生み出した多様性……とか?
その説明も気になっていたんですが、自分の知識ではよくわからず…何かしら意味があったら面白いですよね…!