返信先: 転生における「魂」の語の用法について

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#3817

少々思考をアップデートした上での続きを書いてみました。依然として心許なくはあるので再びここに投げさせていただきます。
今回の要点は以下になっていると思うので、参考にしてご意見いただけたら幸いです。
・魄の機能はどのようにして転生するのか

 転生における「魂」について、魂魄の概念はその信仰に輪廻思想を含まず、魂(コン)が転生するとした場合新たに生まれる命に魄はどのようにして宿るのかという問題が生じることから、この「魂」は魂魄両方を包括した気質という意味合いでの魂(たましい)を指すのではないかということを書こうとしていました。
 気質としてのたましい、魂魄両方の性質を持つ存在が共に転生すると捉えることでその疑問を解消しようと考えたのですが、こちらはこちらで通常の死後肉体が直ちに消滅しない点に疑問が生まれます。
 今回はこれらの疑問に対して複合的な解釈を与えてみます。ざっくり言うなら、魂(たましい)はips細胞のようなものなのではないかという解釈です。
 あるいは、実際の魂(たましい)において魂(コン)と魄の境界は明確なものではなく、各個特殊な状態に置かれた時になって漸く魂魄と呼べる状態になるのではないかという考えです。
「死が訪れた瞬間に肉体と魂(たましい)は分かれるが、人の想いの作用なのか一部は死骸に残る。死骸からは精神も魂(たましい)と一緒に抜けているため、その魂(たましい)が支えるものは肉体しか無いので魄という扱いになる。しかし元から魄という存在が別個であったわけではなく魂(たましい)の一部が魄の機能専用になっただけなので、転生しても魂(たましい)から魄の機能が失われるわけではない」……というような仮説です。
 魂(たましい)が分割されることについてさらっと述べてしまいましたが、一人の人間から複数の幽霊が生まれる事例もあるらしいことや神霊がロスなく分割可能であることなどを参考に有り得るかと思い組み込みました。
 両方の立場から生じる疑問を無くす落としどころに頑張ってたどり着いてみたつもりですが、果たしていかがでしょうか。