幽霊移民計画
今から二〜三十年程前の話である。成仏が制限されてから冥界に留まる幽霊が多くなった。次第に広大だった冥界も幽霊によって圧迫され始めると、彼女は顕界のあちこちに幽霊達を移民させて、次の生を受けるまでの一時しのぎの場とした。(東方求聞史紀p86)
花映塚の異変の説明
幻想郷中で、全ての花が通常の開花の季節とは関係なく突然咲き始める→六十年に一度に外の世界で発生する幽霊の増加の影響で、船頭の死神の仕事の許容量を超える数の幽霊が幻想郷に出現したため、溢れかえった幽霊が花に憑依し、花が咲き乱れる現象。よって周期イベントであり、厳密には異変ではない。
『冥界に留まる幽霊が多くなった。』ということは、花映塚の周期イベントと同様に死神の仕事の許容量を超えた為だと考えられる。花映塚の作中年である2005年の丁度六十年前は1945年、つまりは終戦の年である。戦争で数多くの人間が死に、その霊が留まっている結果、花映塚のイベントが発生していると考えるならこの『幽霊移民計画』の要因である幽霊の増加も戦争や大災害の被害者によるものと考えてよいだろう。
第一次世界大戦
求聞史紀によると、前述の通り『今から二〜三十年程前』に増加したと記されているので今(=求聞史紀の発売日=2007年)から二〜三十年をひくと1977〜1987年になる。その上で、花映塚の時と同じく六十年をさらに引くと1917〜1927年になる。……1918年と言えば第一次世界大戦の終戦日である。増加したのは、この戦争での被害者だったのではなかろうか。

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