風見幽香は恵まれている。初登場作である『東方幻想郷』では連続でボスを務め、自機も務め、主人公組を除いて唯一、旧作・Win版・西方全てに出演していたりする。主人公である霊夢と魔理沙は分かる。しかし幽香がここまで優遇されているのは少々違和感を持つ。同じく旧作続投組であるアリスですら西方にはゲスト出演していないというのに。ZUN氏によると『東方花映塚』における幽香の登場は「ゲスト出演」との事だがだったら魅魔でも玄爺でも小兎姫でも旧作キャラは他にもいるのだから彼女らを続投してもよかった筈だ。
更にこの妖怪、何故か『幻想郷』に縁が深いのだ。初登場作品名も、Win版のテーマ曲もどちらも『幻想郷』の文字が入っている。そんなに幻想郷に深い関わりを持つ人物なのか?……それなら博麗の巫女である霊夢や賢者である紫や隠岐奈の方が合っているような気がする。それに、幻想郷で最古参の方であろうてゐすらも言われなかったのだが、映姫に「長生きしすぎ」と言われているのである。神代から生きているてゐですら言われていないのにだ。
次に考えたいのは幽香の能力……花や植物を操る力は本当にそれだけの力なのだろうか。『程度の能力』は自己申告制なので、ただの特技だったりお洒落な言い方をしているだけだったり、応用なだけだったり実態はまちまちだ。幽香の能力も別の能力の『応用』でしかないのかもしれない。それはずばり生命操作だろう。するとここで重要になってくるのが『究極の魔法』だ。『東方怪綺談』にて幽香はアリスから究極の魔法を手に入れようとして、西方にてそれが成功したことが分かる。この魔法について『萌えの力』と称されている。この『萌え』、『草が萌える』の『萌え』なのではないか。そう、植物が生える様子だ。決して萌え萌えキュンとかメイド的な話ではない。メイド幽香もいるかもしれないが。この究極の魔法―萌えの力―生命操作を応用した結果『植物を操る』事になったのではないか。旧作エンディングにて、もしくは既に巨大植物を操っているシーンがあるので、更に強化されたのかもしれないが。
最後に幽香は何故か神綺に『人間扱い』されていたという事実を紹介したい。神綺様は人間と妖怪の区別がつかない?神様なのに?神様だからこそ?……だが幽香本人にも「人を妖怪扱いして」と反発するシーンがあるのだ。ここでの『人』は人間そのものを指すのではなく指示語?的なものかもしれない。それよりも注目してもらいたいのは『妖怪扱いして』の方だ。人間に見えるのは神綺の勘違いだとしても幽香は『妖怪扱いされたくない』存在ではあるのだ。ではなにか?零落した神様?それともやはり力を持ちすぎた人間?
……どうであるかは未だ分からないが、幽香の秘密が明かされた時幻想郷の秘密も明かされるのかもしれない。

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