初めに
八卦は名前の通り八つの事象に名前が付いており、それぞれに数字が割り当てられている。
各卦と自然名および数字の割り振りで記すと、
天1、沢2、火3、雷4、風5、水6、山7、地8、といった風になる。
また天9と地0とすることで、天と地で循環(輪っか)になっているとみなすこともある。
地0、天1、沢2、火3、雷4、風5、水6、山7、地8、天9(1)、沢2・・・

この捉え方が当ゲームの構成にも応用されているとするのが今回の考察であり、以下は市場を順に見ていく。
1st Market:秘天崖(天・1)
天を覆うほどの巨大な崖で秘天崖という。
本来は崖=「山」の舞台だが、東方虹龍洞ではここのステージボスだった山城たかね(山の字を背負うキャラ)が出てこない。
「秘天崖」から「山」成分を引くと「天」が残り、八卦の1=天(☰)に該当する。
またストレートに「天」の文字が入っている点と、秘=ひぃ=1つとの意味合いでも符合する。
2nd Market:霧の湖(沢・2)
湖=沢となり、八卦の2=沢(☱)に直結する。
3rd Market: 賽の河原(火・3)
赤・火の要素が強いキャラが多く出てくる。
戎瓔花:エイジャの積石(赤石、太陽関連)。
庭渡久侘歌:鶏は夜明け=太陽や、火事の凶兆である。また鳥は火卦の象徴動物でもある。
矢田寺成美:火の玉弾幕を扱う。
小野塚小町:赤髪・赤瞳。真ん中に穴のある古銭の形状が火卦記号☲に似る。
そんなこんなで、八卦の3=火(☲)に該当する。
4th Market: 守矢神社(雷・4 / 風・5)
4番目の市場で、風神録stage5などの場所でもある。
また過去作で4・5面ボスしていたキャラ達が出張っている。
守矢神社は風祝の神社であり雷要素は薄めだが、登場キャラで「4雷・5風」の数字の方を強調している。
5th Market: 妖怪の山(山・7)
八卦の7=山(☶)に直結する。
5風の次が6水だが、それを省いている点は後述する。
6th Market: 虹龍洞(地・8)
東方虹龍洞では酸素が薄い虹龍洞、本作では酸素満載である。
酸素O₂=O(ゼロ)×2→64卦「坤為地」と捉えることが出来る。
酸素を萃めたとされる鬼も、陰の化生である。
または洞窟=地、でも良い。
よって八卦の8=地(☷)に該当する。
End of Market: 月虹市場(天・9)
ここは天弓千亦しか出てこない。彼女のポーズは天上天下を示し、64卦「乾為天」に当たる。
天の数は1だが弓きゅう→9も含んでおり、八卦の循環に帰属する形で8地の次を9=天と捉えることが出来る。
隠し要素① 水(6): 守矢神社・河城にとり
守矢神社に水属性の河城にとりが隠れており、水=八卦の6(☵)に該当する。
4雷・5風の地続きで6水が強調され、順序が補完されている。
隠し要素② 山(7): 虹龍洞奥・山城たかね
山城たかねは虹龍洞=地(8)に潜んでいた。
魔理沙との会話冒頭の降伏宣言=謙虚さは六十四卦「地山謙」(図体の大きい山が地に伏せる=謙虚)の表れだった。
副タイトル「100th Black Market」に隠された八卦と真実
「100」の一桁目を下に、三桁目を上にして縦にし、1を陽(―)、0を陰(–)に見立てると☶(山・7)となる。
これは副題で「山」のキャラを示唆し、さらに1stでの不出で真犯人である伏線を強めていた。
また「100th」→☶th=7thと成り、月虹市場に当たる。
Black Marketと合わせると「7番目の闇市場」となり、本編クリア後のChallenge market(ある意味で本番)を指すとも捉えられる。
100thを100回目とすると幾度となく繰り返す事象を八卦の循環(繰り返し)に見立て、100番目はないが7番目の闇市場は存在するので別解釈で裏面として混沌が最も強い闇市場の場所を示唆していたことになる。
まとめ
本作は神の思惑に反してカードが陳腐化せず価値が増し、カードの普及がもたらす混沌の様子を東方虹龍洞の後日談として魔理沙の介入を含みながら描いていた。
混沌(≒太極)を陽と陰の相反に、さらにそこから8つに分けたのが八卦の概念である。
そして本作のステージ構成は魔理沙の移動によって、1天→2沢→3火→4雷→5風(→6水、隠し)→7山→8地→9天の完璧な八卦循環が完成する。
さらに天弓千亦のいた月虹市場と同じ場所で且つ最も混沌が強い闇市場、黒幕=山城たかねをステージ構成とその数字の中に組み込んでいた(という幻視)。











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