- このトピックには6件の返信、5人の参加者があり、最後にMusshelにより1週、 1日前に更新されました。
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鴨居能嵎参加者
体験版時点で読み取れる情報から1~3ボスの種族について考えてみました
1ボス:塵塚ウバメ
種族:山姥
モチーフ:塵塚怪王
「百器徒然袋」に描かれる
「ちりづか怪王はちりつもりてなれる山姥とうの長なるべしと」とあるが付喪神と山姥の関連性は不明2ボス:封獣チミ
種族:魑魅
モチーフ:魑魅
「山海経」などに書かれる
魑魅魍魎の魑魅であり山と河の気から生じる妖怪、「すだま」や「やまのかみ」とも読む
魑魅は山の神の「魑」と沢の神の「魅」からなり、魑は虎のような獣形の山神、魅は猪頭人形の沢神とされ、これが混ざって猪頭に虎の体で描かれることもある
また「百鬼夜講化物語」では子供の姿をした魍魎を世話する様子が描かれている※「魍魎」は山川木石の精
テーマ曲が「森にはお化けがいるよ」とあることから妖怪というよりお化けに近い存在?3ボス:道神馴子
種族:道祖神
モチーフ:分からん
3面道中曲が「プレステ・ジョアンの黄金境」なことから
アジアやエジプトにあるとされる伝説上のキリスト教国の国王「プレスター・ジョン」に関連がある?
スフィンクス(ピラミッドの守護神)と道祖神(路傍の守り神)のモチーフが混在している?ここでいくつか疑問が出てきます
・ウバメは付喪神と関連があるか?
・なぜチミはぬえと同じ「封獣」なのか?
・ずばりジプト関連の道祖神は存在するのか?
どう思いますか? -
takenoko参加者
塵塚怪王、絵に描かれている冠もほぼそのまんまですね……! この妖怪は『百鬼夜行絵巻』に描かれた唐櫃をこじ開ける赤鬼や、『徒然草』の「多くて見苦しからぬは、文庫の文。塵塚の塵」という一文から着想を得て石燕が創作した妖怪とされているようです(村上健司『日本妖怪大事典』より)。「山姥とうの長なるべしと、夢のうちにおもひぬ」とあるので、塵の積もって生まれた妖怪がなぜ山姥の長なのかは創作者である鳥山石燕にしかわからない思考の飛躍かもしれません。
封獣チミがなぜ封獣なのか……。逆に「ぬえがなぜ封獣なのか」と考えると、ぬえの正体が元々魑魅のような精霊的存在だったのではないか……とも思えてきますが、幻覚度高めです。
馴子は「地底の祭壇に置かれたまま忘れられた」とあるように、本体は成美のような地蔵か何かと想像できます。スフィンクスの知識を持って憧れてもいたようなので、あの格好は趣味というかコスプレに近いものではないでしょうか? 日本の道祖神なのにエジプトっぽい格好をしているというネタではないかと思います(ファラオみたいな見た目なのに服装は探検する側っぽいのも面白いです。早鬼もそんな感じでしたね)。
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東ノ目参加者
馴子は能力も踏まえると、よくないものの通行を妨害することで守護するタイプの道祖神と考えられ、スフィンクスはギリシャ神話では旅人に謎掛けをして通行を妨害する存在として描かれているのでそこで関係づけというのがまず一つ。
加えて、墓前(錦で登場したピラミッドに墓の役割があるかどうかは今のところ不明ですが…)に内部のものを閉じ込めるために配置された存在ということで、道祖神の起源の一つともされる千引岩からの連想があるのかなと。ファーストインプレッションに近いところですが……
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soysource参加者
ぬえは人間を脅かすけどチミは人がいると出てこなくなる、などなどこの2人は怪異としての性質がかなり違うので、同姓だからといって同族というわけではない気がします(現在交流があるかどうかはさておき)。
なんだかよく分からない(=正体不明な)妖怪の屋号的な感じなのではないかと想像します。
今作は装備の色で会話が変わりますが、霊夢ルート3面で馴子から「鵺」「魑魅」「魍魎」「狢」と出てくるので、このあたりの妖怪が「封獣」を名乗っているとか、もしくは箔をつけるために「封獣」を借りているとか、そんな感じで…… -
東ノ目参加者
塵塚怪王と山姥との関係は能楽『山姥』の「妄執の雲の、塵積もって、山姥となれる、鬼女が有様」からのようです
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V層もどき参加者
なんだかよく分からない(=正体不明な)妖怪の屋号的な感じなのではないかと想像します。
今作は装備の色で会話が変わりますが、霊夢ルート3面で馴子から「鵺」「魑魅」「魍魎」「狢」と出てくるので、このあたりの妖怪が「封獣」を名乗っているとか、もしくは箔をつけるために「封獣」を借りているとか、そんな感じで……同じ封獣の姓をもつぬえさんについて、幻存神籤では、「何の動物が『本体』かを問うのはプライバシーの侵害」「形容しがたい何か」と語られています。
本体を問うことがプライバシーの侵害となるというのは、本体が存在しそれが私的秘密であるからではなく、「本体が存在する」ということ自体が誤った想定であり、ぬえのもつ全体性、ホーリズムの否定、還元主義の強要であるからです。
ホーリズムの否定、合成された存在の一部を本体とみなすことは合成性の否定ということであり、合成され不定形である故の可能性の存在であることの否定であるということです。「形容しがたい何か」というのは、言葉による分割・分節・還元ができないものということです。
これは、合成されてかつ一体となっているために、より大きな括りである「獣」あるいはそのものを指す言葉として「鵺」という言葉を用意するしかぬえさんを表現するすべがなかったということです。ぬえさんについて、一旦、合成されてかつ一体となっているために「形容しがたい何か」「不定形である故の可能性の存在」と整理しました。
一方で、チミさんは、同じく、正体不明であり「形容しがたい何か」「不定形である故の可能性の存在」でありつつ、なにかの合成された結果ではなく、不定形さや特徴のなさから概念や言葉で括られていない、「表現からこぼれ落ちた存在」と考えられます。
このために、より大きな括りである「獣」あるいはそのものを指す言葉として「魑魅」という言葉を用意するしかチミさんを表現するすべがなかったということです。ここで、ぬえさんについて・チミさんについていずれも、「大きな括りである「獣」と呼ぶほかなかった」という共通点を見出すことが出来ます。
ぬえさん、チミさんの「封獣」とは、「よくわからないものを『獣』という言葉・概念に封じ込めた」という意味合いなのかも知れません。 -
Musshelゲスト
黄金境というのを軽く調べてみたけどコロンビアにあったとされるムイスカ文明における儀式が由来とされてる説があるみたい。
けど多分そういう意味で使ってるわけじゃなくて、理想郷みたいな世の中とは隔絶された場所的なものと考えた方が良さそうかも。タイトル考察ほど無意味なものもないけど錦が関わってくるなら
錦(読み)キン【デジタル大辞泉 】
1 金色の糸で美しい模様を織りなした絹織物。にしき。
2 にしきのような。美しい。
にしき【錦】
1 種々の色糸で地色と文様を織り出した織物の総称。縦糸で文様を表した経錦たてにしきと、横糸で表した緯錦よこにしきのほか、唐錦からにしき・大和錦などがある。
2 美しいもの、りっぱなものをたとえていう語。古来より豪華なものとみなされており、錦の字も「金」に値する「帛」を意味して作られたとされる。 引用:【繊維用語集】
これらのことをふまえて考えるとやっぱり黄金境=錦や絹織物の生産が盛んだった場所?とかになるのかなぁ…
となるとシルクロード近辺の国々なのかな、しかも儀式で祭壇をつかう所なんかスレタイと全然違う話してますね、すみません。
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