靈異伝の鉢巻靈夢

東方Project、記念すべき第一作品目の『東方靈異伝』のリザルト画面に鉢巻をつけた靈夢がいる事は皆さんご存知かと思います。

さて、この鉢巻、単なるお洒落や小道具として処理しても良いのでしょうが、『神話』の視点から考えると実は意味があるのでは?とおもい、ここに残すしだいです。

まず鉢巻の語源、あの有名な天照大神の天岩戸隠れの際アメノウズメが葛を額に巻いたことが源流と言われています。そして重要なのは天岩戸隠れ。『博麗の血統しか扱えない』とされる陰陽玉の製作者の『玉造魅須丸』。恐らく彼女の元ネタは玉造部の玉祖神。この神は天岩戸隠れの際に八尺瓊勾玉をつくったとされています。さて陰陽玉、二つの『勾玉』が合わさったような形をしていますね?陰陽玉の製作者、その使用者、鉢巻の語源、そして天岩戸隠れ…

 

もしかしたら博麗霊夢及び博麗の巫女は、『天照大神』に大きく関わってくる存在なのではないでしょうか。

 

長文失礼いたしました。

コメント

  1. 天ぷら より:

    鉢巻靈夢、何となく奇々怪界の小夜ちゃんがモデルっぽい感じがします、髪色違えど巫女であるのと服装も共通巫女服
    違うとしたら小夜ちゃんはたぬきがお供、靈夢は陰陽玉がお供、小夜ちゃんは地上で妖怪退治、靈夢は玄爺に乗って空で妖怪退治という違い

    メタ視点で言うと年代的には奇々怪界のが先輩巫女

    • 青木しゃるる より:

      小夜ちゃんに似ている、というツイートをよく拝見するのですが、なるほどメタ的な観点から見ても面白そうですね…

      コメントありがとうございます!

  2. V層もどき より:

    東方靈異伝においては、魔界ルートにて混沌(フラクタル図形)の世界に繋がった門が開け放たれたステージが存在しています。
    (例えば https://youtu.be/8O85OioAIf8?t=1980 にて確認可能です)

    このことから考えるに、霊夢の鉢巻の装いとは天岩戸隠れに関係がある、とのお考えは妥当なものと考えます。
    また、東方靈異伝が東方Projectの作品群の一作目であることと、霊夢が天岩戸隠れの後に扉が開かれる際の装いをしているということには関係・意味があると考えます。
    (作品が世に出る、とは、混沌の世界から門をくぐり抜けて、形を持たないものが形を得るということであるとも言えるし、混沌の世界とは、常世・根の国・あの世・後戸の世界といった、この世界から見た「あちら側」とも言えるためです)

    • 青木しゃるる より:

      コメントありがとうございます!励みになります。ずっと(あの鉢巻、実は意味があるんじゃ?)と思っていたので共感の声があって嬉しいです!

  3. 青木しゃるる より:

    作者です。すみません、葛じゃなくて蔦でした…