Idolという言葉は「偶像」を意味する。「主なる神は、土(アダマ)の塵で人(アダム)を形づくり、その鼻に命の息を吹き入れられた。人はこうして生きる者となった」(創世記第2章第7節)とは、人が土の偶像であったことの言い伝えである。
一方で日本では、崇拝の対象としての意味を込めて芸能人をアイドルと呼ぶことがある。華やかな衣装を着て踊る歌手や俳優などをアイドルという。
では『東方奇形獣』6面ボス、埴安神桂姫の謂い「イドラデウス」のイドラとは何か。イドラ自体はラテン語である。Idolaといえばイギリスの哲学者フランシス・ベーコンが「四つのイドラ」というモチーフについて言及しているが、ここではそれは置いておこう。
無論、Idolaとは偶像を意味するIdolと同義である。土を形づくられた崇拝の対象。人間が神に似せてつくられたように、人間の方が崇拝の対象を似せて形づくることがある。埴安神桂姫は偶像(Idol)を形づくる。当然、そう考えるのが順当だろう。
しかし
もしこちらであったなら?
突如われわれの脳内に溢れ出した
存在しない記憶
「偶像を作り出す程度の能力」…
それはアイドルを育成する程度の能力である。
埴安神桂姫は偶像(アイドル)をつくる(育成する)のであれば、奇形獣の物語は何を意味するのであろうか。
→アイドル育成物語以外にありえない
じゃあ早鬼は?
応援団長ということにしておこう。
くたかちゃんはかわいい
物語のはじまり
つまり、鬼形獣はアイドルグループ成立の前日譚だった。これが鬼形獣の全てである。
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