昨日のこちらの記事に触発されて色々考えようとしていたら、なんと
新 作 発 表
が来てしまいました。嬉しい!!!!
で、その内容にアビリティカードについてちょっと感心を持っていたところと繋がるんじゃないかという箇所がありまして。そちらを今回は急いで記事にしようかと。急いだので短い&色々粗雑かと思いますがご容赦を。
注意:この記事は新作告知記事と東方幻存神籤のネタバレを含みます。承知の上、お読みください。
自分がアビリティカードについて気になるのは、「効果発動の条件」と「コピーされた魂について」の二点でした。
この内、前者は主に闇市場から問題となったのですが、「千亦の制定したルールに完全には従わなくてもカードが使えるのは何故か」という疑問が発生しました。
しかしこれは今では(自分の中では)割と解決していて、「能力の切り離しに必要な条件が『売買』のみであった」、ということなのかなと思っています。実際、通常の市場はそのようなルールが無くても成立するわけですし、その他のルールは千亦が市場をコントロールしやすく(あるいは信仰を集めやすく?)するためだけのものだった、という認識でもいいのかなーというところです。
でまあ、これは今回の主題とはほぼ関係なくて、次からが本題となります。
それぞれのアビリティカードにコピーされた幻想郷の住人達の魂。果たして、これらは一体どこから来たのか。
虹龍洞霊夢EDの千亦は、発現する能力に幻想郷の住人という指向性を持たせたのは千亦自身であるかのような言い方をしています。では千亦があらかじめコピーするための幻想郷の住人大勢の魂を持っていたのかというと、あまりイメージはしにくいと思います。能力で一気に蒐集可能とかでも無さそうですし、一人ひとりこっそり集めたとかの手間が裏にありそうな気配も無いですし……。
よりイメージしやすい発生源は無いかと考えたところ、不確かではありますが思い浮かんだものがありました。
それが、大地に宿る記憶です。大地はその上で暮らした人々の歴史を記憶している、とかそういうやつです。
冒頭で挙げさせていただいた記事で、能力の行使について「憑依」を引き合いに出している箇所がありましたが、自分はここを大変興味深く思いました。
というのも、自分が今イメージしているものは、「土地に取り憑く幽霊」と似たようなものではないかと感じているからです。
伊弉諾物質は鉱石ですから、元は大地の一部です。土地に幽霊が宿るように、龍珠にも幻想郷に生きた住人達の魂は始めから宿っていたのではないでしょうか。
……といっても、幻想郷外の存在のカードもあるじゃんとか、名前が無い=所有権が無いことと矛盾しない?とかツッコミどころは多々あります。そして今回それに対する答えはまだ用意できていませんごめんなさい。ただ一応説明つけられそうな予感はあって……魂と幽霊の違いとか……。
というわけでそこら辺は今後の課題にしつつ、今回は軽い投げかけというところで失礼します。
最後にまとめとなるようなことを手短に。
幻存神籤について。あれは幻想郷の住人の致命的な変化を防ぐ目的で行われたものでしたが、その原因について残無は「土地の所有者の変化」を挙げていました。初見では何故それが原因となるのかよく理解できませんでしたが、もし今回取り上げた「大地の記憶」という意識が存在するのなら、この問題に関わっていそうだと思わないでしょうか。
ご一読ありがとうございました。
P.S.
聖域というキーワードから月との関連も予想されていますが、ここで飯綱丸さまの神籤から引用を一つ。
頭上を見よ。あれらは全て、我らの手中にある魂である。
大地とは、地球という一つの星でもあるのです。
コメント
返信いただいてから一考してみたのですが、
土地の所有権がなかったのは単純にテナント募集中になってしまったからではないかと思います。
市場を開催するとは市場という空間を作ることです。
幻想郷という空間は博麗大結界によって隔てられた空間ですが、同様に市場が開催されているハレの場と普段と変わらないケの場で隔てられていますからね。酔蝶華6巻の天弓千亦のセリフがわかりやすいです。
空間を空間で上書き保存してしまったので、データ復旧しようとしているのが幻存神籤ともいえるかも?
コメント失礼いたします。
伊弉諾物質の件なのですが、アレは名をつけられる前の状態(様々な可能性が重なっている状態)として考えてもよいのではないかと思っております。
名前や様々な付加価値がくっついて物質として存在するみたいな。概ね仰ってる事と方向性は同じなのでしょうけど……。
また、記憶の件は面識のない人々のカードを作っていますし一致しているのではないでしょうか?
素敵な考察をありがとうございました、新作待ち遠しいですね!
コメントありがとうございます!
「様々な可能性が重なっている状態」という表現、良いですね……そうした状態で大勢の魂が宿っているけど個人に限定はされていないから所有権は無いまま、と解釈できるかもしれない(逆に幽霊は個人として特定された状態なので所有権が発生してしまう?)