何を考察するのか
東方Projectでは、基本的に新しい作品が発表されるたびに、新しいキャラクターが登場する。彼女たちは、それ以前の作品においては、言及されたことがないことが一般的である。
しかし、東方Projectは、少なくとも紅魔郷からは同じ世界観の中で物語が続いており、またゲームのみならず小説や漫画作品でも、主人公達は様々な場所に訪れている。そして、新しいキャラクター達もまた、幻想郷またはそこから繋がる世界に暮らしていたはずである。
そこで生じる疑問が、「このキャラクター達はなぜ今まで姿を見せなかったのか?」である。一部のキャラクターについては、その理由が初登場作品で言及されたり、以前の作品で間接的に言及されている場合もあるが、そうでないキャラクターも多く、考察のし甲斐があるのではないでしょうか。
今回は、獣王園で初登場した5人のキャラクターについて、その異変以前に何処にいて、何をしていたのかついて考察していく。
前回の錦上京編とはタイトルを変えました。最新作でもないし、4年前のキャラクターはそろそろ「新キャラ」とは言えないでしょうから。
キャラクター別考察
孫美天
妖怪の山の麓、聖域に住む猿神。つまり猿の妖怪である。聖域は錦上京でも登場しており、いままで姿を現さなかったキャラクターの居場所として、すっかり便利スポットと化していますね。
美天自身については、異変以前は妖怪の山に住む猿の姿をしていたのだろうと考えられる。ただし、同じ妖怪の山に住む東風谷早苗とは知り合いらしく、またニホンザルとは異なり尻尾の長いことを指摘しているのは気になる。猿の姿の時代に知っていたのか、それとも今の姿になってから異変が起きる間の期間に知ったのだろうか?
三頭慧ノ子
魔法の森に住む山犬。「慧」の字を見るのは、上白沢慧音以来です。魔法の森といえば、霧雨魔理沙が住んでおり、作中にもよく出て来る場所ですね。
彼女もまた、異変以前は犬の姿をしており、魔法の森に住んでいたと考えられる。しかし、以下のセリフのように、その時代の記憶を残しているのは、獣王園の、そして東方Projectの妖獣たちの設定において興味深い。
あの泣いてた小さな少女が……
時は経つもんねぇ(東方獣王園 三頭慧ノ子 vs 霧雨魔理沙 戦闘後セリフ)
天火人ちやり
旧血の池地獄に住む、チュパカブラ……のような妖怪。旧血の池地獄には、饕餮尤魔も住んでいるが、最近知り合ったことから、そこそこ広い領域だと考えられますね。
美天や慧ノ子と同じだと考えれば、異変以前は今の姿ではなく、動物の姿だったと考えられる。鱗で覆われた長い尻尾と角を持つ動物ならば、ツノトカゲやジャクソンカメレオンなどでしょうか。
そういえば、旧地獄といえば古明地さとりのペットたちがいますね。彼女は尤魔が来る前から旧血の池地獄に住んでましたが、その前はさとりのペットだった、と考えると面白そうですね。火焔猫燐や霊烏路空とも知り合いだったりして。
豫母都日狭美
地獄に住む、黄泉醜女。「豫」は「予」の旧字体です。以前の作品では鬼形獣などで地獄が登場していますが、閻魔や死神、鬼の姿は描かれていても、黄泉醜女は日狭美が最初ですね。黄泉醜女は記紀神話にも登場するほど、古い由緒のある種族ですが、日狭美自身はいつから地獄にいるのでしょうか?
日白残無
地獄に住む鬼。もともとは人間の僧侶だったそう。作中で明確に生い立ちが触れられているタイプのキャラクターです。地霊殿において、地獄のスリム化のために、古い地獄が切り離されたことが語られていましたが、それを主導した人物がこの残無です。
地獄に住む鬼については、以前の作品でも描かれていましたね。地獄は霊夢たちが行きたがらないうえ、非常に広いそうなので、会ったことがない鬼がいても何ら不思議ではないでしょう。
まとめ
前回の錦上京編で、新キャラの過去を3つに分類できそうという話をしましたが、具体的にはこのように分類できそうです。
1.霊夢や魔理沙などの既存キャラクターが踏み入れたことがない地域に暮らしている。
→日狭美、残無、ウバメ、チミ、馴子、ユイマン、阿梨夜
2.異変の直前に自我を持った存在である。
→美天、慧ノ子、ちやり(?)、ニナ
3.以前の作品で間接的に言及された。
→残無

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