ひとつ結界の下

今回は一つの異世界に長く留まる事のメリットとデメリットについてです。

いきなりデメリットです。常識に慣れてしまって、その行動の異常性にだれも違和感を持たなくなってしまい、指摘する奴は総叩きに合うというよくある昔話ですね。今もじゃん。
でも、その世界に住むのだから郷に従えやって話でもあります。影響が大きすぎるとデメリットも倍数比例するというお話ですね。常識です。
他にも、合わない異世界に生まれて移住も許されない(と言うか移住という発想自体がない)場合、精神が囲んでフルボッコにされます。鬱り放題ですね。非常によくありません。

メリットとしては、合う異世界に生まれたり鬱^H^H移り住んだり出来てさえしまえば、人生の勝利者となれます。精神が豊かであればその異世界にもwinwinの関係を創り出せます。
これだけの為に引っ越しセンターに連絡すると言っても過言ではありません。

――黒猫は死体宅配に夢中(風評被害)――

言いたい事終わっちゃったよ。どうしましょ。


……

余談で埋めるか!楽しいし。
理解できましたか?理解いただいて幸いです。ケーキをあげましょう。

――材料が土と水ではない――

結界の下では、その環境に沿った生活が構成されます。
近い環境は、その中に入り込むとは言わずとも、極限まで近くなります。
冥界とか、天界とか、三途の川とか、無縁塚とか…

これは、外の世界で無かった事にされたものの詰め合わせセットという訳ですね。こうして福袋が私たちのもとに届けられる。

――福袋、こういう物が売れないんだなーって確認するために買う――

お気づきでしょうか?
近い文化と言うものは、自然と統合されるのですよ。まるでタケミナカタが一時期日本を支配したかのように。
当然、軽い諍いは置きますが、結合されたので仕方ありません。結合された分子は、また別の発生条件を起こさないと分解できません。

これは【動かない者は、いつ勝手に結合されても 元に戻る方法も、見つける気力も、更には行動に移す力すら無い】という事なのです。

同じ世界に住む住民なんですから、垣根なんて建てられやしません。巫女も飛べば妖怪に当たる。
外の世界も住民もまた、同じような精神の持ち主がかき集められた福袋のような存在なのです。
そこに幾ら壁を立ててもベルリンされるし、ブロックしてもどこかで会う羽目になるでしょう。
道具を介して行われることは、完全な障壁なんぞ不可能だという事ですね。やるなら自分の力”だけ”で結界張ってくださいまし、ということでしょうか。(なんで古代風?)

????『他人の価値観を受け入れると言う事は、他人の価値観を認めないという考え方も受け入れると言う事。それはそれは残酷な話ですわ』

はっ
  特殊結界
      が

なんか時空歪んだ気がしないでもないですが、まあいいや。

ところで、福袋はいつ買い取られるのでしょうね?もう中身淀み腐りきってる気がしますが。
ああ、機械なら腐らないか。なんて神を受け入れない事。

 

 

コメント