東方錦上京「幻想郷を愛する人達」の真意

幻覚度 7

東方錦上京ではクリア後、多くのキャラクターが異変解決に関わっていたことが明かされました。
その中でも魔理沙のスノーブロッサムのエンディングにて八雲紫が

これは幻想郷を愛する人達で考えた奇策です

と語っています。今回はこの「幻想郷を愛する人達」に込められた意味について考えてみます。

 

異変解決の協力者

今回ストーリー上から分かる協力者は以下の通りです

八意永琳

異変を察知し綿月豊姫、磐永阿梨夜、八雲紫に策を託した

魔理沙インペリシャブルムーンENDINGより

八雲紫

霊夢と魔理沙に異変石の力を持たせた

魔理沙スノーブロッサムENDINGより

玉を造るのが得意な神(玉造魅須丸)

異変石を作った

魔理沙インペリシャブルムーンENDINGより

これに加え紫が語っていた「幻想郷を愛する人達で考えた奇策」の人達が含まれることになります。
上記の紫以外の2人はこの奇策の前後にあたるため考えた中にはおそらく含まれません。

 

すべては儂の掌の上なのじゃ

協力者の謎を解くカギが日白残無です。
残無は霊夢ビーストハードネスのエンディングに登場し、自分の力を異変石にしたのは霊夢の仕業だと問いました。

しかしそんなはずがありませんわ。すべては残無様の掌の上なんですから

この展開は東方獣王園を準えていると考えることができないでしょうか。
すべて自分で仕組んでいたにも関わらず
”霊夢が残無を倒したことにして異変解決としよう”とした。これが東方獣王園の結末です。

今回にこれを当てはめると、異変石は残無達が考え作ったが
”霊夢が用意し異変解決したことにしよう”と。

霊夢にあっさり否定されたあとの「そっか……」には、ここまでの過程を踏まえ、残無の掌の上で転がされない霊夢の空想力に対する期待と興奮でいっぱいだったに相違ないでしょう。
霊夢が居れば儂の幻想郷は大丈夫じゃ。と。

 

謙遜し始める紫

八雲紫といえば”幻想郷のフィクサー”とも言われるほどの幻想郷を影から支配するバランサーともいえる存在ですが、今回は

そこから考えたわ。無い頭を使って。

魔理沙スノーブロッサムENDINGより

などと自分の能力を謙遜し他の協力を頼っているように思えます。これはどうしたのでしょうか。

八雲紫が慎重になったケースは過去にも東方儚月抄でもみられました。今回の八意永琳からの助言や綿月豊姫の登場が紫のトラウマを刺激したと考えるには充分です。
それでも儚月抄時の協力者?であるレミリア、幽々子に留まらず今回の結果に至ったのは紫の中で大きな”変化”があったといえます。

幻想郷を愛する者、それは幻想郷を我が物かのように振舞う者達
つまりは八意永琳や日白残無といった協力者が正式に幻想郷の賢者に肩を並べる存在として台頭する始まりを示唆しているのではないでしょうか?

信じるか信じないかはあなた次第です!!!

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