スターサファイアの本体ことリボンについて考察

スターサファイアのリボンのヒラヒラの有無の変遷

スターのリボンにはヒラヒラがある。

コレ
妖精大戦争より

このヒラヒラは描かれているときと描かれていないときがある。

ヒラヒラが描かれていない例
三月精VFS第9話より

ここではその変遷を時系列ごとに見ることで考察を深めていく。

初期

ELND(1部)では一貫してヒラヒラ有りで描かれている。

三月精ELND第1話より(2005/06/25)


比良坂先生も同様
上海アリス通信三精版第3号より(2005/11/26)


書籍文花帖より(2005/08/11)

SBND(2部)以降


三月精SBND第1話より(2006/05/26)
SBND第1話では先ほど同様ヒラヒラ有りだが…


第2話と第3話ではヒラヒラが無い。
左…三月精SBND第2話より(2006/07/26)
右…三月精SBND第3話より(2006/09/26)


第4話でヒラヒラ有りに戻り、それ以降はずっとヒラヒラ有りとなる。
三月精SBND第4話より(2006/12/26)


求聞史紀より(2006/12/27)

三月精OSP(3部)最終話より(2012/02/25)


茨歌仙第16話より(2013/04/10)


心綺楼より(2013/05/26)


鈴奈庵第22話より(2014/10/25)

そして現在のスタイルに


Three Fairies Vol.2より(2013/08/12)
OSPの連載が終わった後に描かれた比良坂先生による同人誌では、リボンのヒラヒラが無くなっており前髪もぱっつんではなくなっている。
最後に公式で描かれたときのスターの見た目とは大きく異なっていることがわかる。

三月精OSP最終話より(2012/02/25)

ちなみにVFS(4部)のスターはリボンのヒラヒラ無し、前髪ぱっつんであるが、これは比良坂先生がVFS連載前に最後に出した同人誌と同じ見た目である。

左…Three Fairies ~リトルストーンハート~ Vol.2より(2015/05/10)
右…コンプエース2月号、三月精VFS告知より(2015/12/26)
※リトルストーンハート3は2015/12/30

以降は公式でもずっとヒラヒラ無しで描かれることとなる。

三月精VFS最終話より(2019/09/26)


茨歌仙第36話より(2016/10/17)


酔蝶華第9話より(2020/07/27)


人妖名鑑常世編より(2020/10/26)


同人誌の前髪流しスタイルが公式でも描かれた。
三月精VFS第9話後編より(2018/02/26)

考察

これらの事実から、
「スターサファイアはそもそもリボンのヒラヒラ有りというデザインであったが、比良坂先生の好みにより一度はヒラヒラ無しで描かれた。しかし神主が、スターはそういうデザインだからということで戻すよう指定した。

以降はずっとヒラヒラ有りで描かれるが、OSPの連載が終わった後に比良坂先生はデザインの縛りから解放されたということで、同人誌ではヒラヒラ無し、前髪流しスタイルなど自由なデザインでスターを描いた。

VFS連載開始時は神主がデザインを細かく指定する方針からある程度絵師に任せる方針に転換しており、前髪が眉上から眉下になったように、リボンのヒラヒラも有りから無しに変更された。」

というシナリオが考えられる(あくまで推測です)

ちなみに作画コスト削減説もある。
それを否定できる情報は特にないが、ヒラヒラの有無の変更のタイミングだったり、そもそも大して作画コスト削減にならないというのを考えると、比良坂先生の好みなんじゃないかと思う。

おまけ

セオリーでいくと、
2015/12/26より前はヒラヒラ有り
2015/12/26以降はヒラヒラ無し
ということになるのだが、イレギュラーなケースもある


茨歌仙第20話より(2013/12/10)


バレットフィリアの闇市場より(2022/08/14)
妖精大戦争の立ち絵を露骨に参考にしていることがわかる


Phoenixx公式X(旧Twitter)より(2021/08/27)
非公式ではあるが、三妖精のぴょこぴょこ討伐大作戦のスターの立ち絵にあわせてリボンヒラヒラ有りフリル付きで描かれている

終わり

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